* 卒業論文 ** 卒業論文の締切 - 卒業論文題目 7月上旬あたり - 中間発表予稿締切 9月〜10月 - 卒業論文提出 1月10日(金)17:30 - 卒業研究発表スライド 1月中旬あたり ** 卒論の文章量(ヒント) - 標準的な卒業論文:20-80頁(付録を除く) - 内容が文書量を決定:20頁で論じられることに,20頁以上費やさない. - (科学における)学術的な慣習にしたがった文書法 -- 簡潔に客観的に。オリジナリティが評価される。 ** 卒論が含むべきもの - 表紙 - 概要 - 目次 - はじめに(読者が本論文に期待すること)とおわりに - 関連研究 - 参考文献リスト - その他,必要なものすべて ^^; *** 卒論に無くても良いもの - 付録 - 謝辞 *** 卒論に含めてはならないもの - 感想 - 剽窃(書籍やWikipediaからのコピー,成果や論理展開の盗用)→不合格に相当 ** 概要 - 結果のみを,簡潔(5-20行)に,正確に,定量的に,客観的に - 方法は,結果の解析に必要な部分だけ - その他は,書かない ``多忙な偉い人''に,読む価値があると認識させる *** 悪い例 本卒業論文では,情報通信端末の消費エネルギーの最適化に取り組んだ.われわれは,X'法を提案し,スパイラルモデルを採用して端末制御プログラムを開発した.われわれの実験では,X'法のプログラムは,様々なテキストについて,既存手法のプログラムに対して,情報通信端末の消費エネルギーを大幅に削減することに成功した. *** 何がいけない? - 本卒業論文-->簡潔に.卒業論文であることは不要 - 通信のみ?-->簡潔に.問題の絞り込み - 様々なテキスト-->正確に.曖昧 - スパイラルモデル-->方法は不要 - 大幅に削減することに成功した-->曖昧なので正確に,定量的に,客観的に *** 良い例 われわれは,情報通信端末の受信解凍にかかる消費エネルギーの最適化に取り組んだ.われわれは,既存のX法を代替するものとして,Y理論を考慮にいれたX'法を提案した.われわれの実験では,X'法のプログラムは,コーパスYの1MB以上のすべてのテキストについて,X法のプログラムに対して,情報通信端末の消費エネルギーを22%以上削減した. ** 目次 - 章立ては,初期に,まずは決めておく. - 通常,2レベル以内.自動生成すべき. ** イントロダクション 導入,背景,課題と評価,期待される効果などを想定読者に簡潔に示す. ``多忙な偉い人''や研究室の他の学生がイントロダクションのみを読むならば,何が書いてあれば研究を理解してもらえる? ** 参考文献リスト - 卒業論文で引用されている論文のリスト - 既存の知識を踏まえていることを示す - 形式が重要!(情報処理学会の形式を推奨) ** 文章法 - 科学においてすべての文は情報を伝達しないとならない - 判断には必ず根拠を示す.参考文献 or 解析 - 経験則:根拠の文章は,少ないより多すぎる方がまし - 誤字脱字をなくす ** 卒業研究の進め方 - 研究グループを作る - 研究メンバーを探す - 指導教員とのミーティングの設定 -- ミーティングの頻度(週1) -- 各ミーティング前にワーキングペーパーを提出 -- 指導教員がキャンパスにいない期間をチェック - 卒業研究計画(契約)の作成(書く内容は別途) -- 指導教員の合意の元に途中で変更可能 ** 問題の形式化(悪い例) - ○○の現状と課題を明らかにする - スマートフォンの消費エネルギーの最適化をする - 木上のアルゴリズムの改善 - 金融取引契約の代数の構築 - セルオートマトンを利用したゲーム開発 - レスポンシブデザインを用いたWebサイトの構築 ** 問題の形式化(良い例) - 可逆命令型プログラミング言語Janusのプロシージャに対して,可逆性を保ったまま,引数を導入し,プログラムのモジュラリティーを増すことができるか.モジュラー性をもつ可逆FFTが実現できたかで達成を評価する. - Android OSを搭載した情報通信端末の受信解凍におけるCPU+メモリ+通信の消費エネルギーの総和を圧縮解凍アルゴリズムをパラメータとして最適化する.コーパスXのデータを用いて消費エネルギー最適化ができたか評価する. - DEPSシステムにメモリモデルを追加することで,ヒープソートの消費エネルギーが挿入ソートのよりも少なくなることを解析できるようにする. - △ StarWarsルールの形式化をして,セルパターンを伝統的な方法で分類を行い,またゲームにおける有用なパターンへ分類する.既存の面にこれらのパターンが有効に使用されていることを,解析により明らかにする.さらに,新たな面を作成に,セルパターンの分類が役立つことを示す. - レスポンシブなwebページの実現を支援するembeddedなドメイン固有言語を,言語Xの○○の部分の拡張をすることで,設計と実現をする. ** 教員の指導 - 春学期,各週一人あたり,演習IIIで10分と卒研Iで20分提供できる. - ある章を査読して欲しい,技術的質問に答えて欲しい→3営業日前までにメールで提出 ** ティップス - 定期的なミーティングをもつ - ミーティングで話したい現状と具体的問題を事前に提出する→3営業日前(月曜日朝)までにメールで提出 - 研究グループを早期に形成する(定期的なディスカッション,共有知識,共有技術,共有成果物) ** おわりに Enjoy your 卒業研究!